いまでも「国際線で無料Wi-Fi提供」の神サービスをしていますが…。
JAL(日本航空)グループの国際線LCC(格安航空会社)であるZIPAIR Tokyo(ZIPAIR)と、イーロン・マスク氏に設立されたアメリカの航空宇宙メーカー「スペースX」が、機内インターネット通信高速化に向け、スペースXの提供する衛星通信サービス「Starlink」導入に向けた技術検証を開始します。ZIPAIRによると、この取り組みはアジアでは初とのことです。
旅客機「機内Wi-Fi遅い問題」 JALのLCC「ZIPAI…の画像はこちら >>(乗りものニュース編集部撮影)。
ZIPAIRでは現在、国際線を運航する国内航空会社では珍しく、機内での無料インターネットサービスを提供。同社は今後さらに、地上同様の通信速度を機内でも実現したいとしています。「Starlink」は、地表からの距離が近いことから低遅延・高速化が可能であり、また全世界を幅広くカバー。「技術検証を進めていくことで、上記の具現化を目指します」としています。
「Starlink」の導入により、利用者は、高速かつ低遅延ネットワークにシームレスに接続することができるといいます。これにより、リアルタイムでのビデオ会議やストリーミング、オンラインゲームなど様々なことをストレスなく楽しむことができるようになるとのこと。
ZIPAIRの西田真吾社長は「地上でできることを機内でも当たり前にできるようにする、そのような『NEW BASIC』を実現していくために非常に重要なものであり、機内でお客さまの過ごされる時間・体験に更なる可能性を広げることができるものと確信しております」とコメントしています。