気温が高い日、子どものクラブ活動「控えてほしい」と考える保護者の割合は?

明光ネットワークジャパンは、学習塾「明光義塾」が実施した「子どもがいる家庭の熱中症・暑さ対策に関する意識・実態調査」の結果を6月28日に発表した。調査は、6月16日~21日の期間、小学4年生~中学生3年生の保護者1,000名を対象にインターネットで行われた。

まずはじめに夏の間、熱中症対策をしているか質問したところ、74.2%が「熱中症対策をしている(している+どちらかというと)」と回答。

また、暑さ指数(WBGT)を知っているか聞くと、34.2%が「知っている(知っている+どちらかというと)」と回答。半数以上の保護者が暑さ指数(WBGT)を知らないという結果が明らかになった。

暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)とは、人間の熱バランスに影響の大きい「気温」「湿度」「輻射熱」の3つを取り入れた温度の指標で、熱中症の危険度を判断する数値として、環境省が情報を提供しているものだという。

続いて、熱中症や熱中症予防について子どもと話し合うことはあるか質問したところ、20.3%の「話し合っている」と36.8%の「どちらかというと話し合っている」を合わせると57.1%が「話し合っている」と回答。

暑さが原因で子どもが体調を崩したことがあるかという質問には、51.3%が「ある」と答えた。また、暑さが原因で食欲不振になったことがあるか尋ねると、51.2%が「食欲不振になったことがある(ある+どちらかというと)」と回答している。

夏季期間中の子どものマスク着用は熱中症に影響すると思うか聞くと、87.1%が「影響すると思う(思う+どちらかというと)」と回答しており、多くの保護者が夏季期間中の子どものマスク着用に対して、熱中症のリスクを感じていることがわかった。

体育系のクラブ活動に所属している子どもの保護者807名を対象に、夏季期間中のクラブ活動について、熱中症など暑さに対する不安を感じるか質問したところ、75.7%が「不安を感じる(不安+どちらかというと不安)」と答えた。

さらに、気温が高い日の子どものクラブ活動について質問すると、63.4%が「クラブ活動を控えてほしい(控えてほしい+どちらかというと控えてほしい)」と考えていた。