スクールバスで“また”降車確認漏れ 寝ている児童に気づかず…新潟県内2カ月で3件目【新潟・佐渡市】

6月30日、新潟県佐渡市内の小学校の下校時のスクールバスで児童の降車確認漏れがありました。県内では5月に燕市、6月に長岡市でも降車確認漏れの事案が発生しています。

6月30日、スクールバスの運転手は下校時の1便の児童全員を降車させたと思い込み、学校に戻りました。2便発の児童たちが乗車してきたところで、児童は寝過ごしたことに気づきました。2便のバスはそのまま出発し、寝過ごした児童が「1便で降り忘れたので、2便の降車場所の停留所で降ろしてほしい」と運転手に伝えました。そこで、運転手は降車確認を怠ったことに気づいたということです。児童は停留所で降車し、帰宅しました。

佐渡市によりますと、運転手から学校や教育委員会への報告がなく、別の児童の保護者から3日、学校に連絡があったことから事案が判明したということです。

佐渡市は状況確認後、児童の保護者に事情説明と謝罪を行ったほか、運転手には速やかな報告と運行後の降車確認を徹底するように厳重注意しました。

佐渡市の香遠正浩教育長は「降車確認を怠ったことが原因のため、今一度全運転手に名簿の確認等を含め、降車確認を徹底し、再発防止に取り組んで参ります」とコメントしています。

新潟県内では、3月に妙高市、5月に燕市、6月に長岡市でも児童の降車確認漏れの事案が相次いで発生しています。