EV化ちょっと待て? ポルシェの屋台骨SUV「マカン」計画再考か 懸念材料アリ

移行は未定になる?
アメリカでの報道をきっかけとして、2023年6月末からポルシェのSUV「マカン」の動向が注目されています。現行のガソリン車モデルの販売を今後も続ける可能性があるとのことです。
EV化ちょっと待て? ポルシェの屋台骨SUV「マカン」計画再…の画像はこちら >>2023年現在販売されているポルシェ「マカン GTR」(画像:ポルシェ)。
ポルシェはカーボンニュートラルの実現を目指し、2030年までにポルシェ911以外の販売車、約80%をEV化する方針を立てています。「マカン」に関しては2024年に「マカンEV」の販売を開始し、目標達成への第1歩とし、2026年までを目安に同車種のガソリン車から完全にEVへと移行する予定でした。
しかし報道によると、6月27日にカナリア諸島で行われたディーラーミーティングに参加した関係者の情報として、充電インフラの不足などによるこの計画が遅れる可能性があることが明かされています。
さらに、新しい計画に関しては、EVが販売面でどれほどの成果を示すかを確認してから、段階的に移行する方針になると噂されています。
なお、「マカン」は2022年度の世界販売台数では、8万6724台と、ポルシェ内では「カイエン」の9万5604台には及ばないものの2位に位置しています。そのため、今後のメーカーの方針を決める重要な車両ともいえます。