看護師の9割、「ストレス」を感じている – 最多理由は?

マイナビが運営する看護人材紹介サービス『マイナビ看護師』は、「看護師白書2022年度版」の結果を6月30日に発表した。調査は2月28日~4月11日の期間、看護師1,271名を対象にインターネットにて実施したもの。

はじめに申告していない分も含めた1カ月間の時間外労働(残業)時間を尋ねたところ、「5時間未満」(30.3%)が最も多く、次いで「なし」(18.0%)、「5~10時間未満」(17.7%)、「10~20時間未満」(15.3%)と続いた。残業が「なし」の割合は3年連続で増えており、「5~10時間未満」の割合と合わせると年々看護師の労働環境が改善されている様子がうかがえるという。

現職場で仕事をする上での「ストレス」に対し、49.4%が「ほぼ毎日感じている」と回答。次いで「週に何度かは感じている」(27.1%)、「月に何度かは感じている」(13.1%)と、約9割がストレスを感じている結果に。また、内容を尋ねたところ、「上司や同僚との人間関係」(62.4%)が最も多く、次いで「仕事の内容」(50.3%)、「仕事量の多さ」(47.2%)と続いた。

現在の職場で「医師の働き方改革」への取り組みは実施・計画されているかとの質問では、「わからない」(56.9%)が最多で、「予定・計画している」も含めて「実施している」との回答は14.2%だった。

併せて、「診療看護師」の資格の取得についての意向を尋ねたところ、「資格を保有している」看護師は1.7%だった。「資格を取得する予定・計画がある」(0.9%)、「機会があれば資格取得したい」(31.2%)は、「取得する予定はない」(66.2%)よりも下回る結果となった。