九州南部 5日は再び非常に激しい雨のおそれ 土砂災害に厳重警戒を

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九州南部では、きょう4日夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、5日未明から5日夕方にかけては再び雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあります。これまでの大雨により、土砂災害の危険度が高くなっている所があります。引き続き、厳重に警戒してください。
鹿児島県で激しい雨 土砂災害の危険度高い所も
きょう4日も、九州南部には梅雨前線に伴う活発な雨雲がかかっています。鹿児島県の種子島では午前3時43分までの1時間に42.5ミリの激しい雨を観測しました。また、午前11時までの24時間雨量は、鹿児島県薩摩川内市の八重山で245.5ミリ、日置市の東市来234.5ミリなどとなっていて、土砂災害の危険度分布が危険レベルの所があります。きょうこのあとも、夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、5日未明から夕方にかけては再び非常に激しい雨が降るおそれがあります。
九州南部 あす5日も大雨のおそれ

4日12時から5日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、宮崎県:180ミリ鹿児島県(奄美地方を除く):200ミリその後、5日12時から6日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、宮崎県:50から100ミリ鹿児島県(奄美地方を除く):100から150ミリとなっています。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水・氾濫にも警戒を続けてください。
いつ避難する? タイミングは?

土砂災害や川の増水などの災害は、急に発生して、一気に被害が広がるため、避難が遅れると、命にかかわります。そこで、避難のタイミングが重要です。警戒レベル3の場合、高齢者や障害のある方などは、安全な所へ避難しましょう。警戒レベル4では、対象地域の方は、全員速やかに避難してください。警戒レベル5では、すでに安全な避難ができず、命が危険な状況です。このため、警戒レベル5緊急安全確保の発令を待ってはいけません。警戒レベル4までに、必ず避難してください。天気が荒れてしまうと、道路状況が悪くなったり、暴風で物が飛んできたりするなど、避難の際の危険度が高まります。避難指示が出されていなくても、少しでも危険を感じたら、自ら避難しましょう。不安を感じたら、その時が避難のタイミングです。「自主的に、早めに、安全な所へ避難する」という防災意識をもって、避難する際は、近所の方々にも声をかけ、複数で行動してください。