デジタル化進む中…スマホ世代の中学生が“手紙”の書き方学ぶ SNSとの違いを実感【新潟・長岡市】

新潟県長岡市の中学校で5日、手紙の書き方を学ぶ授業が行われました。普段、スマートフォンを使う生徒たちは、SNSとの違いを実感していました。

長岡市の越路中学校の2年生139人が学んだのは、手紙の書き方。スマートフォンやタブレットなどが普及し、連絡手段も多様化するなか、手紙を通じた心の交流を進めてもらいたいと、日本郵便が2010年度から全国の学校で開いているものです。

【手紙の書き方アドバザー 清水章子さん】
「字があまり得意でない人ほど、ゆっくりと丁寧に書いてください」

授業ではお礼状の書き方を紹介。生徒たちは封書のあて名の書き方を教わったほか、便箋では『拝啓』などの頭語のあと、季節のあいさつから書き始めることを学びました。

気持ちを込め時間をかけて書く手紙。生徒たちは手軽に打てるSNSとの違いを実感したようです。

【生徒】
「時間をかけて書くことで、その時間の分、感謝が伝わるなと思いました」

【生徒】
「手紙は、自分が頑張って書いているので、相手に気持ちが伝わりやすいかな。遠くに住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんに手紙を書いてみたいと思います」

【来迎寺郵便局 伊藤仁 局長】
「デジタル化がいま進んでいる中で、自分の字で自分の気持ちを相手に伝える大切さを学んでほしい」

生徒たちは7月下旬に行う職場体験のあと、受け入れ先の企業にこの日の経験を活かし、お礼状を書くことにしています。