曽我ひとみさんが岸田首相と面会 拉致被害者や家族の高齢化訴える「政府挙げて…」【新潟】

北朝鮮による拉致被害者で佐渡市に住む曽我ひとみさんが、拉致問題の早期解決を求め、5日岸田首相と面会しました。岸田首相は「政府を挙げて取り組む」と伝えています。

5日午後、緊張した面持ちで首相官邸を訪れた曽我ひとみさん。曽我さんが首相と面会するのは、安倍元首相以来、5年ぶりです。

岸田首相に拉致問題解決の要望書を手渡した曽我さんは、ともに拉致された母・ミヨシさんが91歳であること、横田早紀江さんが、この春入院したことなどに触れ、被害者や家族の高齢化を訴えました。

これに対し、岸田首相は

【岸田首相】
「拉致問題解決に向けて、私自身が先頭に立って政府を挙げて取り組んでいかなければならないと、強く思っておるところでございます」

【曽我ひとみさん】
「これからできるだけ色々な人と色々な事を考えながら、一日も早い拉致問題解決のために力を出して下さるという、強いお気持ちを頂きました」

岸田首相は、今年5月の国民大集会で、早期の日朝首脳会談を実現するため、首相直轄のハイレベルで協議を行う方針を示しています。