キリン「氷結無糖」、”無糖チューハイ”好調の秘密は? – 新フレーバーも登場

キリンビールは「『無糖チューハイがトレンドへ!』氷結無糖好調発表会」を7月4日に実施した。同イベントでは、好調な販売を続ける「氷結」ブランドについての発表が行われ、新TVCMに出演している高橋一生さんもゲストとして登壇した。

氷結ブランド、好調の理由は?
発表会の冒頭では、キリンビール マーケティング部 RTDカテゴリー戦略担当 松村孝弘氏が「氷結」ブランドとチューハイ市場の状況について解説した。「氷結」はキリンビール内RTDの構成比6割を占める主力ブランド。2022年は過去最高の販売数量を達成し、発売からの累計販売数量は178億本にものぼるという。

なかでも「氷結無糖」シリーズは、発売から3年目の2023年も1月~5月の昨年比は5割増と好調だ。定番フレーバーのレモンに加え、昨年発売の新フレーバー・グレープフルーツも定着していると松村氏は述べる。

そんな氷結無糖好調の背景には、ニーズの変化や酒税改正の影響があるという。

コロナ禍を経て、お酒を飲む人たちは「雑味のない・クリアな味わい」や「カロリー・糖質などを気にしなくてよい」「食事の邪魔をしない」など心と体を気遣えるものを求めるようになり、その変化に、氷結無糖の「余計な甘さのないすっきりとしたおいしさ」がマッチした。

また、2023年にはビールが類の酒税改正が予定されており、税率の変わらないRTDはビール類との併買者も増えてきている。特に「氷結無糖」はビール類との併飲者が多い傾向にあるため 引き続き成長が見込まれるとのこと。

氷結無糖登場後、RTD市場には「無糖」と掲げるチューハイが増加しており、「レモンサワー」以来となる「無糖チューハイ」トレンドが賑わい始めているという。

そしてこの夏、「無糖チューハイ」トレンドを盛り上げるべく、通年品として「氷結無糖 シークヮーサー ALC.7%」を新たに投入する。

「氷結無糖 シークヮーサー ALC.7%」は飲みやすさはそのまま、シークヮーサーらしいキュッとした酸味、果皮を感じるほのかな苦みで飲みごたえのチューハイとなっている。
高橋一生さんがアンバサダーに就任!
今回の発表会では、ゲストとして高橋一生さんが登場。また、キリン公式「無糖チューハイ」アンバサダーにも就任し、キリン担当者から「アンバサダー認定講座」を受けた。

「アンバサダーとして無糖チューハイを広められるように、楽しみながら学びたい」と意気込んで参加した高橋さん。チューハイのうち商品名に「無糖」を含む商品の販売容量が2020年から2022年の2年間で約2.5倍に増え、「氷結無糖」がその牽引をしたというトピックに驚きながらも、途中で行われたクイズには見事正解し笑顔を見せた。

講座を終えた高橋さんは、最後に「『氷結無糖』が好調だというのは理解していたのですが、無糖チューハイカテゴリー全体が好調でトレンド化してきていると知ることができました。この盛り上がりをもっと大きくしたいです」と締めくくった。