総戸数435戸で約7割売約済み…名古屋駅近くに42階建ての『高級タワマン』“名古屋”が売れ行き好調のワケ

2023年4月に名古屋駅近くに完成した「NAGOYA the TOWER」は、高さ150mに迫る超高層マンションで、内装も高級ホテルのような豪華なマンションです。
名古屋駅から徒歩14分、中村区名駅南に完成した「NAGOYA the TOWER」は、地上42階建てで総戸数は435戸、部屋の中だけでなく共用部も高級ホテルのようなつくりになっています。この新しいマンションの内部を見せてもらいました。
地上30階にあるモデルルームは、100平米を超える1LDKの部屋です。
31畳あるLDKは壁一面が窓になっていて、光もたっぷり入ってきます。地上およそ100m、名古屋駅のビル群が一望でき、新幹線も眺められるまさに絶景です。
カウンターキッチンにはスライド式の収納に加え、広く取られたシンクは浄水器内蔵のハンドシャワーとなっています。
排水溝には、自動で生ごみを粉砕して処理してくれるディスポーザも付いています。
寝室は約14畳で間接照明もあり、まるでホテルの部屋のようです。
そして、高さも広さもあるウォークインクローゼットが2つあります。
バスルームは照明の明るさを調節でき、気分に合わせてゆっくり入れます。この1LDKで、値段は1億3000万円台。このマンションは1DKから4LDKまでありますが、約7割が売約済みだといいます。最上階の部屋は約4億円で、6戸全てが売約済みだということです。
共用部にも魅力がたくさんあります。1階のエントランスのロビーには、高い天井に和紙をあしらった大きな照明があります。
椅子やソファは、イタリアの高級家具メーカー・カッシーナです。
外には約1200平米の庭園が広がっていて、バラをはじめ季節の花を楽しめます。
エントランスホールやラウンジ側から、外を眺めることをコンセプトに作られたということです。
29階にも共用部があります。格調高い扉の奥にある「エグゼクティブラウンジ」です。
お客さんをおもてなしたり、景色を見るために作られた部屋です。約100平米の空間に、大人数が使えるカッシーナのソファと、ドイツの高級ブランド・ジーマティックの大型キッチンがあります。
パーティーなど入居者は自由に使うことができ、1時間1000円で貸し切りもできます。このラウンジは地上約100mにあり、眺めも抜群です。
「NAGOYA the TOWER」では、災害時に機能する備えも整っています。
・ガスや電気が止まっても、屋上にガス発電機があるため、非常用のエレベーターが稼働する・水槽の水などをろ過して、1日4800人分の水を生成する機械がある・マンホールを利用したトイレが準備されている・マンション内の椅子がかまどに変身して、災害時の炊き出しに使える
住宅事情に詳しい不動産鑑定士・小森洋志さんによると、「名古屋の都心型マンションは今、全体的に売れ行き好調」だといいます。金利が低いことなどから投資目的で購入する人が一定数いましたが、最近では「物件が高騰し始めている東京に比べて、名古屋が割安」「リニアや再開発で人気が集まっている」「高収入の共働き夫婦、いわゆるパワーカップルや、退職後に家や車を売って利便性の良い所に引っ越す人など、買い手の層が広がっている」といった理由から、名古屋のマンションが人気になっているということです。2023年6月16日放送