着服に着服重ね…銀行の元行員が約6100万円着服「ギャンブルなどに充てた」家族が全額弁済【新潟】

第四北越銀行は7月7日、中条支店に勤務していた20代の元男性行員が客から入金を依頼された現金など約6100万円を着服していたと発表しました。元行員は着服金をギャンブルなどに充てていたということです。

着服が判明したのは、第四北越銀行・中条支店に勤務していた20代の元男性行員です。

第四北越銀行によりますと、元行員は今年3月から5月までの間、客から入金を依頼された現金や定期預金の解約金など合わせて約6100万円を着服したということです。

今年5月、客から元行員に頼んでいた手続きに関する問い合わせを受け、銀行が調べたところ着服が発覚。

客の被害金は銀行が返済したほか、銀行に対しては元行員の家族が全額返済しています。

銀行の調査に対して、元行員は着服してできた金の穴を埋めるため着服を重ねていたほか「ギャンブルをしていて資金繰りが厳しくなり着服してしまった」と話しているということです。

元行員は懲戒解雇処分となり、銀行側は刑事告訴も検討しています。

今回の事案を受け、第四北越銀行は内部管理態勢の強化とコンプライアンス意識の向上を図り、再発防止に務める考えです。