新潟県村上市で国の重要無形民俗文化財にも指定されている「村上大祭」の本祭りが開かれました。4年ぶりの通常開催となり、華やかな「おしゃぎり」が街を練り歩きました。
笛や三味線の音に合わせて、引き回される華やかな屋台。7月7日、村上市で開かれたのは、村上大祭の本祭りです。
【訪れた人】
「待ちに待った日なので、とてもうれしい。当たり前のようにあったものがなかったので、ようやく復活して日常が帰ってきた感じ」
国の重要無形民俗文化財にも指定されている村上大祭。
新型コロナウイルスの影響で、去年は夜の巡行を行わず時間も短縮されましたが、今年は4年ぶりに通常通りの開催となりました。
【訪れた人】
「楽しくて、楽しくて、しかたない。去年は時間が短縮されていて、全然何もできなかったけど、今年は夜まで全部楽しむ」
【記者リポート】
「引き回されるおしゃぎりは町内ごとにつくられています。それぞれ特色ある人形や村上の堆朱などが施され非常に豪華です」
中には200年以上にわたって受け継がれるものもある屋台・おしゃぎり。
7日の本祭りでは18台のおしゃぎりが街を練り歩き、沿道の人の目の前まで迫るような迫力ある引き回しも見られました。長年その様子を見守ってきた地元の人は…
【地元の人】
「気持ち的にウキウキする。今までやらなかった分。こうやって色んな人が来ていることはいいことだと思う。村上の誇り。最高」
受け継がれてきた本来の形に戻った村上大祭に街は活気にあふれていました。