千葉県内、今夏一番の暑さに 千葉市の小学校で児童6人搬送 市原、我孫子など35度超え

7日の千葉県内は朝から気温が上昇し、市原市で35・9度を観測するなど今年初の猛暑日となった。千葉市内の小学校では、熱中症の疑いで児童6人が救急搬送された。千葉県の担当者は「段々、暑さが厳しくなっている。熱中症にならないために日ごろから水分補給などを心がけてほしい」と呼びかけている。
気象庁によると、市原市の他に35度を上回ったのは、我孫子市(35・6度)と船橋市(35・3度)、茂原市(35・2度)。佐倉市でも34・6度を記録した。県内15観測地点のうち、12地点で今年最も暑くなった。
県などによると、県内で7日午後4時までに、熱中症の疑いで28人が病院に搬送された。死者はいなかった。
千葉市稲毛区の市立稲丘小学校では7日午前、プールの授業後に4年生の男女が頭痛や腹痛などの症状を訴え、6人が熱中症の疑いで救急搬送された。いずれも軽症と診断された。同市中央区では今年の最高気温となる33・3度が観測されていた。
同市美浜区のいなげの浜に涼みに来たという市内の女子高校生(15)は「とにかく暑い。学校でもエアコンはついてるけど全然効いてなかった。制服で過ごすのも暑くて大変」と嘆いた。20代の男性公務員=同区=は「まだ梅雨が明けていないのにこんなに暑いなんて。年々夏が来るのが早まっている気がする」と話した。