九州 7日~10日にかけて繰り返し激しい雨 災害級の大雨のおそれ 早めの避難を

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九州は、きょう7日(金)~10日(月)にかけて激しい雨が降り、所によっては7月ひと月分の平年の雨量を上回るような記録的大雨となるおそれがあります。状況が悪化する前の早めの避難を心がけてください。
梅雨末期 記録的大雨に警戒
きょう7日(金)~10日(月)にかけて、梅雨前線が対馬海峡から九州北部付近に停滞する見込みです。前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発になるでしょう。九州は、きょう7日朝から局地的に雨雲が発達し、福岡県久留米市の耳納山、熊本県八代市、鹿児島県出水市などで1時間30ミリ以上の激しい雨が降っています。この後10日(月)にかけて繰り返し激しい雨が降り、特にあす8日(土)と9日(日)は1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。10日(月)にかけては、九州の多い所で雨量が500ミリを超え、7月ひと月分の平年の雨量を上回るような災害級の大雨となるおそれがあります。
10日(月)にかけて危険な気象状況

梅雨前線に伴う雲の帯が大陸にかけて長く連なっています。10日(月)にかけて大陸からの暖かく湿った空気(西風)と東シナ海からの暖かく湿った空気(南西風)が合流し、九州付近で積乱雲が発達しやすい気象状態が続く見込みです。10日(月)にかけて九州のどこで大雨になってもおかしくない状況が続き、繰り返し激しい雨が長時間降るおそれがあります。
大雨 危険な場所は

この後、九州は長時間にわたって雨が降り続くため、土砂災害の危険性が広いエリアで高くなっていきます。さらに、先週末から繰り返し大雨になっている影響で、今後少しの雨でも土砂災害が起こりやすくなっています。山や崖など危険な場所からは早めに離れてください。川の水位もこの後高くなるおそれがあるため、川や用水路には近づかないようにしてください。また、浸水して周囲が水につかるおそれがあります。アンダーパスなど低い所は特に水がたまりやすく、浸水した場所を歩いたり、車で走行したりするのは大変危険ですので控えてください。