きょう7日も猛暑日続出 福島37℃予想など危険な暑さ 熱中症…の画像はこちら >>
きょう7日(金)も、北海道から近畿は真夏並みの暑さが続く。予想最高気温は、福島で37℃、京都や金沢で36℃など、内陸部を中心に猛暑日が続出。三重県など熱中症警戒アラートが発表されている所も。熱中症に厳重警戒を。
内陸部を中心に猛暑日が続出
きょう7日(金)も、北海道から近畿は、日中は強い日差しが照りつけて気温が上がり、真夏並みの暑さが続く見込みです。予想最高気温は、福島で37℃、京都や金沢で36℃、山形で35℃など、内陸部を中心に猛暑日(最高気温が35℃以上)の所が多いでしょう。東京都心や名古屋、大阪は34℃の予想で、体にこたえる暑さとなりそうです。屋外での作業は、時々日陰や風通しの良い場所で休憩をとり、喉が渇く前に、こまめに水分を補給しましょう。たくさん汗をかいたら、適度に塩分も補給してください。屋内でも冷房を適切に使用して、綿や麻など通気性の良い素材の衣服を選ぶと良いでしょう。四国や中国地方、九州は、きのう6日(木)ほどではないものの、湿度が高く、かなり蒸し暑くなりそうです。沖縄も厳しい暑さが続くでしょう。
熱中症警戒アラート発表時 とるべき行動は
きょう7日(金)、三重県、和歌山県、奄美地方、沖縄県(本島地方と大東島地方)に、熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にならないよう、積極的にとるべき行動が5つあります。①外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。熱中症を予防するためには、暑さを避けることが、最も重要です。不要不急の外出は、できるだけ避けてください。屋内では昼夜を問わず、エアコンなどを使用して、部屋の温度を調整しましょう。②屋外や、エアコンが設置されていない屋内での運動は、外での運動は、原則、中止や延期をしましょう。③普段以上に、熱中症予防行動を実践しましょう。のどが渇く前に、こまめに水分を補給したり、なるべく涼しい服装を心がけたりしてください。④熱中症のリスクが高い方に、声かけをしましょう。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障害のある方などは、熱中症にかかりやすいため、「夜間でもエアコンを使う」「こまめな水分補給を心掛ける」など、周りの方が声をかけてください。⑤暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。暑さ指数は、時間帯や場所によって、大きく異なります。環境省熱中症予防情報サイトなどで確認して、暑さ指数を行動の目安にしてください。
この先も厳しい暑さが続く
あす8日(土)以降も、各地で厳しい暑さが続く見込みです。最高気温は、札幌は30℃以上の真夏日となる日があるでしょう。東京や名古屋、大阪、福岡は、33℃~34℃くらいの日が多く、名古屋では12日(水)は35℃まで上がりそうです。熱中症対策を万全にしてお過ごしください。また、北海道から九州、沖縄にかけて、12日(水)頃から平年よりかなり気温が高くなる見込みで、「高温に関する早期天候情報」が発表されています。体調の管理とともに、農作物の管理にも注意が必要です。
熱中症 応急処置のポイント
頭痛やめまいなど、熱中症かなと思う症状がみられたら、すぐに応急処置をすることが大切です。応急処置のポイントは、主に次の3つです。① まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。② 衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。③ 水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。