新潟交通が燃料費の高騰などを理由に路線バスの運賃の値上げを北陸信越運輸局に申請した件について、新潟市内でその必要性などを検討する審議会が開かれました。
学識経験者や消費者などからなる消費生活審議会が7月10日新潟市で開かれ、新潟交通が運輸局に申請している路線バスの運賃値上げについて議論しました。
新潟交通は新型ウイルス禍での利用者の減少や燃料費の高騰などを理由に、新潟市内均一の運賃の値上げを運輸局に申請しています。
委員からは利用者への影響を考え、値上げ幅を抑えるなど工夫をしてほしいなどの意見が出ました。
【委員】
「値上げしなくても、あるいは値上げ幅をいかに少なくできるかという視点で考えてほしい」
【新潟交通 古川公一 代表取締役常務】
「今回の運賃申請、収支バランスを保つ中で、お客様がより利用しやすいようなバス事業として頑張っていきたい」
審議会では、条件付きで値上げを容認しました。
【長沢田克己 委員長】
「燃料費が上がっていると言っているが、燃料費を超えるくらいの値上げになっている」
審議会は今後、意見をまとめ運輸局と事業者に通知する予定です。