河村市長がマイナンバー制度に否定的…名古屋市は紙の保険証廃止後も子ども医療証を“紙のまま”とする方針

紙の保険証が廃止されても、名古屋市の子ども医療証は紙のままとする方針が示されました。

河村市長がマイナンバー制度に否定的…名古屋市は紙の保険証廃止後も子ども医療証を“紙のまま”とする方針

河村名古屋市長:
「マイナンバーカードと一体化するべきではないと思っておりますので、従来通り、紙の医療証を発行していきます」

国は来年秋にマイナ保険証を事実上義務化するのに加え、子どもの医療費無償化など、市町村独自の助成制度の受給証としてもマイナンバーカードの活用を広げたい考えです。

これに対し、名古屋市の河村市長は「トラブルが頻発し、不安を感じる市民も多いと考えられる」とし、子どもや障害者向けの医療証について、マイナンバーカードとの一体化をしないと表明しました。

河村市長は以前からマイナンバー制度に否定的で、名古屋市は政令指定都市で唯一、マイナンバーカードを利用したコンビニでの住民票の交付に対応していません。