いじめられっ子が「友達が欲しいんだ」 切実な声に支援の輪が広がる

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他者の人生を大きく左右する「いじめ」。いじめられた側は、その場はなんとか乗り越えても、その心には長期にわたる大きな傷を負ってしまう。
そんななか、アメリカの1人の少年の話題が大きな感動を呼んでいることを、『NEW YORK POST』などが報じた。
【動画】「友達がほしい」とポツリ
数日前、テキサス州・アマリロでブレナン・レイさんと妻のエンジェルさんが暮らす自宅のインターフォンを、1人の少年が鳴らした。
ブレナンさんが対応すると、シェイデン・ウォーカーくんと名乗る少年は「このあたりに、11歳か12歳くらいの子供がいないか、知りませんか?」と尋ねてきた。
そして、悲しそうな顔で下を向きながら「僕、本当に友達が欲しいんです」とつぶやいたそうだ。
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ブレナンさんは「あっちの方に子供たちが住んでいて、よく遊んでるのを見るよ」と教えると、シェイデンくんはうつむきながら「ああ、あっちの子たちね…。彼らはもう友達じゃないんだ。僕をいつもいじめてくるから」と明かした。
自分たちには2歳の男の子がいるとブレナンさんが話すと、シェイデンくんは「本当? 僕、小さい子って大好きなんだ! 一番かわいい時期だよね」と笑顔になったという。
ブレナンさんは投稿のなかで、「その出来事の30分前に、シェイデンくんが1度玄関に来ていたことが防犯カメラでわかったよ。諦めて帰ってしまったみたいで…」と明かしている。
そのためシェイデンくんが勇気を出して再び訪ねてきたとわかり、「みんなでこの少年を救ってあげよう」と呼びかけ、クラウド・ファンディングを開設した。
この話題は瞬く間に拡散され、たった数日で目標金額だった7,000ドル(約100万円)を優に超え、3万6,000ドル(約510万円)が集まったという。
予想外の額に、夫妻はあわてて口座を閉鎖。寄付金の全額がシェイデンくんに送られるといい、現在は彼の母親と話し合っていることを明かした。
夫妻は「皆さん、たくさんのご協力をありがとうございました。目標よりはるかに多くの寄付が集まり、とても驚いています」と感謝の意を述べている。
ブレナンさんはシェイデンくんに「そのお金は、ゲームや遊園地のチケット代など、友達と楽しめることに使ってほしい」と声援を送っている。

@brennanray

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♬ original sound – Brennan Ray