大人にとっては『よくある話』でも、子供の好奇心や目線を通すと、意外な事実が見つかることがあります。
小学校で教師をしている、前田健太(@mathmathsan)さんは、教え子の自主学習について、Twitterに投稿しました。
前田さんの生徒が目を付けたのは、雪印メグミルク株式会社(以下、雪印)が販売している『雪印コーヒー』の紙パック容器。
500入りと表記されていた紙パック容器に、生徒が水を入れてみると、実際には600入ったといいます。
※画像はイメージ
さらに、小学校では『100=1』と習うのに、なぜ『5』と表記しないのかとも思ったそう。
これら2点の疑問を解決すべく、生徒は雪印に問い合わせをしました。
すると、すぐに雪印からメールでこのような回答が返ってきたといいます。
雪印からのメールによると、『500』を『5』と表記しないのは、「さまざまな量の商品を販売しているから」とのこと。
100単位のものだけでなく、125や180、さらに230入りのものもあります。
そのため、単位の表記では、かえって分かりづらくなってしまうのです。
また、600入る容器に500しか入れない理由は、「容器の口を開けた時にこぼれないようにするため」だといいます。
紙パックの開け方はさまざまですが、開けるために力を入れると、どうしても紙パックが動いてしまいます。
その際、中身がギリギリまで入っていると、開けた時のはずみで中身がこぼれてしまう可能性が…。
そこで、内容量にゆとりを持たせることで、アクシデントを防いでいるのだそうです。
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前田さんの生徒に対する、雪印の回答メールについて、ネット上では「いわれてみれば納得」「雪印のイメージが少し変わった。今度から買おう」などのコメントが寄せられました。
小学生の素朴な疑問にも真摯に答える雪印の姿勢は、素敵ですね…!
[文・構成/grape編集部]