児童ポルノ被害者の約4割は中学生…わいせつ画像の自撮り被害防ぐアプリを愛知県警が開発 撮影でAIが検知

SNSなどを通じた子供たちへのわいせつ被害が相次いでいますが、愛知県警はわいせつな画像を自撮りさせられる被害を防ぐためのスマートフォン用アプリ「コドマモ」を開発しました。

子供が自分のスマホで裸や下着姿などの画像を撮影すると、AIが検知して画像の削除を求めるほか、保護者のスマホにもメッセージが送られます。

現在SNSなどを通じて、未成年にわいせつな画像を自撮りさせる手口が広がっていて、愛知県内でも2022年1年間で36人が被害にあっています。

また、こうした児童ポルノの被害者は中学生が約4割を占めることから、全国でも最も平均年齢の低い長久手市の中学生を対象にアプリの実証実験を始めました。

中学生の親:
「自分では大丈夫と思っていたものが実はダメというのが、判断がまだ中学校1~2年生なので怪しいなってところはあるので。AIを使ってやってみたいなとは思います」

別の中学生の親:
「高校生くらいになると、お互いに聞いたりするのも戸惑うけど、わからせるのには今の(中学生の)時期はよかったのかなと思っています」

愛知県警生活安全部少年課の担当者:
「中学生・高校生を主として(児童ポルノ被害が)増えてきています。SNS上で起こっていることを、親子の会話の一つのきっかけにしてもらいたいという思いはあります」

愛知県警は、夏休み前に長久手市の中学生の親子に「コドマモ」をインストールしてもらい、効果を確認したいとしています。