大雨で発生した土砂崩れ 人命救助のため、自衛隊派遣に感謝の声

2023年7月10日、『令和5年梅雨前線』の影響により、九州地方を中心に線状降水帯が発生して、記録的な大雨となりました。
福岡県および大分県では大雨特別警報が発令。低い土地の浸水や、河川の増水や氾濫などが多数発生し、甚大な被害をもたらしています。
福岡県の南部に位置する久留米市田主丸町では、土砂崩れが発生。
防衛省の統合幕僚監部によると、同日の14時頃に福岡県知事から陸上自衛隊第4師団長に対し、土砂崩れにともなう人命救助に係る災害派遣要請があったとのこと。
それを受けて、人命救助のため主力部隊の約60名が、土砂崩れの現地へ派遣されました。
7月10日(月)14:04、福岡県知事から第4師団長に対し、大雨による #災害派遣 要請があり、#久留米駐屯地 所在部隊を基幹とする災害派遣部隊を福岡県久留米市田主丸竹野地区に派遣し、浸水による孤立地区の人命救助活動を開始しました。#西部方面隊 pic.twitter.com/1MokptVz4t
7/10日(月)午後3時45分頃、目達原駐屯地所属の #第4飛行隊 は久留米市田主丸町竹野地区における航空偵察及び #人命救助。#西部方面システム通信群 本部中隊映像写真小隊 #空中伝送班 は、筑後川沿い被害状況の確認にそれぞれ出動しました。#災害派遣 pic.twitter.com/K9z5NJ2dgA
緊急時、一般の人にできることには限りがあり、大掛かりな捜索や救助などには、とても対応できません。
気温約30℃という暑さの中、救助活動に臨んだ自衛隊には、応援や感謝の声が続々と寄せられています。
・本当に危険な業務。ご尽力いただき、ありがとうございます。
・心から敬意を表します。二次災害にはお気を付けください。
・我が家も床上浸水をしており、他人ごとではありません。
夏から秋にかけては、日本各地で台風の被害も発生するでしょう。
有事の際に各所と連携を取り、過酷な環境へと赴く隊員たち…その姿は、被災の当事者だけでなく、多くの人の心を動かしています。
[文・構成/grape編集部]