沖縄が独立に向けて動き出す? 沖縄・玉城デニー知事が中国訪問

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沖縄県知事・玉城デニー氏が7月上旬に5日間の日程で中国を訪問した。
玉城氏は財界人らと共に北京で習近平国家主席の側近である李強首相らと相次いで会談し、双方の経済や文化交流をいっそう強化するとともに、沖縄県が求める直行便の再開加速などについて前向きな話を交わした。
また、玉城氏は台湾と海峡を挟んで接する福建省福州市でも、省と市のトップそれぞれと食事を共にし、琉球王国時代から福建省と交流があることに言及し、経済や文化、教育の面で交流の促進していくことで認識を共有した。
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じつは、習国家主席と沖縄の関係は無縁ではない。
習氏は昔長く福建省で勤務しており、福建省にある琉球館には習氏が沖縄からの訪中団と面会する写真が飾られている。習氏自身も以前に中国と沖縄の所縁の深さについて言及しており、双方の関係は無縁ではない。
当然ながら、沖縄には在日米軍が駐留し、沖縄が日本国から独立に向けて本格的に動き出すことは現時点で考えにくい。
しかし、上述の通り、琉球は日本以上に中国との歴史的繋がりが深く、一部の左翼勢力のように、独立を目指す勢力がいないわけではない。正直言って、日本と沖縄が別国家であった方が中国には都合がいい。これは海洋覇権を進め、米国と太平洋で対峙することを念頭に置く中国はそう思う。
そういう意味で、沖縄のトップが財界人とともに中国を訪問し、経済や文化を中心に関係を緊密に示せたことは中国にとって大きなメリットとなった。
今後、カギとなるのは政治だ。日本政府とは関係なく、中国が沖縄県とどこまで政治的繋がりを構築できるかがポイントになろう。