病院の口座から約930万円を不正に引き出す 元・看護師長を懲戒解雇 入院患者から現金を預かり必要に応じて払い出す仕組み 書類を偽造し会計課をだます 岐阜

岐阜市にある岐阜病院は12日、元・看護師長の40代の女性職員が、病院の口座から現金約930万円を不正に引き出していたと発表しました。
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岐阜病院によりますと、2020年7月ごろから2023年3月までの間に、当時は看護師長だった40代の元・女性職員が、病院の口座から現金を不正に引き出していたということです。
CBC
2023年4月に、この元・職員が他部署へ異動した後に不正が発覚。病院の調査の結果、不正な引き出しは約2000回に及び、被害額は約930万円にのぼるということです。病院では入院患者の依頼で現金を預かり、日用品の購入など必要に応じて、都度払い出しています。
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元・職員は払い出し書類を偽造して口座を管理する会計課をだまし、現金を不正に引き出していたということです。元・職員は病院の聞き取り調査に「患者さまの言うとおりに払い出しをしただけ」と不正を否認しているということですが、病院は6月5日付で元・職員を懲戒解雇し、7月7日には刑事告訴しています。