7月、新潟県長岡市に新たな複合施設がオープンします。その名も『米百俵プレイス・ミライエ長岡』。長岡に根付く米百俵の精神のもと、若者や起業家をはじめとした様々な人の交流の場として期待が高まっています。
【桶屋美圭アナウンサー】
「長岡駅から徒歩5分ほど、大手通りに面した場所に新たな地方創生の拠点が誕生します」
7月22日にオープンするのは『米百俵プレイス・ミライエ長岡西館』です。
施設が位置するのは、米百俵の精神を象徴する場所。
戊辰戦争で焼け野原になった長岡藩に見舞いとして贈られた米百俵を食べるのではなく、人材育成に使おうと売却し、その資金をもとに建設した国漢学校の校舎跡地です。
【桶屋美圭アナウンサー】
「施設の目玉は、まちのリビングをイメージしたという図書館。約4万冊が並んでいて、読みたい本を選んで、好きなエリアで思い思いの時間を過ごすことができます」
学びの拠点となるのは、市内最初の公立図書館として1918年に開館し、ミライエに移転した図書館『互尊文庫』です。
本は各テーマごとに配置され、約400席ある座席では、飲食しながら学びを深めることができます。
別のフロアには企業家や研究者などが集まるスペースを設置。それぞれの知見や発想を共有しながら、産学連携を図ることが期待されます。
さらに、ものづくりを身近に感じ興味を持ってもらいたいと、レーザープリンターや3Dプリンターなどを設置したものづくりラボも。
この場所では、学生と企業が自由に試作品を制作・開発できます。
人材育成と産業振興で市全域のにぎわいの創出が期待されるこの施設に、長岡市の磯田達伸市長は…
【長岡市 磯田達伸 市長】
「ここに来ていただくと、長岡が目指すイノベーションはこういうものなのかということを体感していただける気がして、外から来た人はどういう感想を持つか、非常にドキドキ・ワクワクしている」