アソビューは、「2023年夏休みの自由研究テーマランキング」の結果を7月13日に発表した。調査は2023年6月29日~7月3日の期間、小学生の子どもを持つ「アソビュー!」会員4,268名を対象にインターネットにて実施したもの。
2023年夏休みの自由研究テーマランキングの1位は、2年連続で「ものづくり・図画工作」がランクイン。作る内容をみると「貯金箱」が最多で、そのほかにおもちゃやミニチュア作り、家具や小物のDIYなどに取り組むなどの意見があがった。次いで「生物観察」、「化学・科学実験」と続いた。
子どもの学年別で自由研究のテーマランキングをみても、トップは全学年「ものづくり・図画工作」だった。学年に関わらず人気を集めたテーマには、「食べ物・料理」「美術・芸術・絵画」「天体観測・宇宙」があがった。
また、「工場見学」(5位)と「プログラミング」(11位)は特に低学年からの支持を集めている一方、「環境・SDGs」「歴史・歴史文化」の分野は、学年が上がるにつれて順位を上げる結果に。高学年になると、低学年では圏外だった「世界(異文化・世界平和)」が大きく順位を上げた。
自由研究をきっかけにしたお出かけについて尋ねたところ、2022年の夏休みは66.1%が「お出かけをしなかった」のに対し、2023年は「必要があれば」を含めて85.8%が「出かける意欲がある」との回答がみられた。「工場見学」「職業体験」など外出先で取り組むテーマの人気が上昇していることも、外出意欲の高まりの背景があると同調査は考察している。
自由研究に取り組む際の親のサポートに対し、「全て子ども自身で取り組む」(11.7%)は約1割程度で、約9割が「大人がサポートする・一緒に取り組む」ことが判明。
具体的なサポート内容を尋ねると、「テーマや実施方法の相談に乗る」(33.0%)が最も多く、次いで「実施にあたり、どこかに連れて行く・材料の調達などサポートをする」(30.8%)、「テーマ決めから相談し、実施まで共に取り組む」(24.5%)と続いた。
学年別にみると、「テーマ決めから相談し、実施まで共に取り組む」(33.9%)の回答は低学年の割合が高く、子どもの学年が低いほど大人のサポート具合が大きくなる結果に。