炎天下での駐車では例え短時間であっても車内は60度を超えるサウナ状態になることがあります。すぐに出発する場合、どうすれば効率的に車内を冷やすことができるのでしょうか。
2023年は7月の梅雨明け前の段階で、猛暑日どころか災害級の暑さとなった地域もあり連日ニュースで取り上げられています。
「クルマが暑すぎる!」サウナ状態からすぐに涼しく どうすれば…の画像はこちら >>炎天下の駐車場イメージ(画像:写真AC)。
こうした時期に困るのがクルマの車内温度です。日中に短時間駐車するだけでも車内温度が60度以上にもなることもあり、入るのをためらうほどです。時間があればエアコンをしばらくかけることも可能ですが、すぐに出発する場合、この灼熱の状態をいち早く冷やす方法はあるのでしょうか。
車内の温度を下げるには、一刻も早くこもった熱気を外に逃がす必要があります。窓を全開にして喚気をすれば熱は逃げやすくなりますが、その際、エアコンを外気導入にして走行すると効果的であるようです。
JAFのテストによると、乗車後全ての窓を全開にしてから外気導入にしてしばらく走行し、車内の熱を出し終えたら窓を閉めてエアコンを内気循環にして冷やし始めると、車内温度が55度だったものが、約5分間で28度に下がったといいます。
なお、外気導入モードでの換気は、走行中はよいものの、停止中は取り込む空気がボディーやエンジンルームの熱に影響されるため、窓を開けるよりも効果は小さいとするカーエアコンメーカーの意見もあります。
また、窓の開け方についても全てを全開にする方法より、対角線上に位置する窓を開けると、より風の流れが良くなるということもあるようです。