Hakuhodo DY Matrixのシンクタンク「100年生活者研究所」は、「休みに関する意識が人生100年時代の幸せにどのように影響するのか」との調査結果を7月11日に発表した。調査は2023年5月、20~80代の男女728名を対象にインターネットにて実施したもの。
休みのタイミング(休み前、休み中、休み後)で、それぞれどの程度幸せを感じるか尋ねたところ、「幸せを感じる」との回答が最も多かったのは、「休みを過ごしている瞬間」(63.9%)だった。次いで、「休みの当日を迎えた瞬間」(61%)と、いずれも6割を超える結果に。
普段の生活で休みについてどれくらい意識しているかとの質問に対し、「前々から楽しみに意識している」と回答した割合は、「夏休み、GW、年末年始などの大型連休」(16.8%)が最多に。次いで、「それ以外の祝日や有給休暇などのまとまった休み」(14.6%)、「土日休みなどの定期的な休み」(10.9%)と続いた。
前々から休みを楽しみにしている期間を「プレ休日」と定義し、それを普段から意識している人を「プレ休日な人」として10点満点で現在の幸福度を尋ねたところ、「プレ休日な人」は、約半数が8~10点を選択した。一方、「それ以外の人」は28%にとどまる結果に。
休みの過ごし方を考える際に意識していることをみると、「プレ休日な人」は、「休みにやりたいことの候補を常に集めている」(40.9%)が最も多く、「それ以外の人」のトップは「特にない」で約5割が回答した。
100歳まで生きたいと思うかとの質問に対し、「思う」との回答は、「プレ休日な人」(44.5%)が「それ以外の人」(24.8%)より1.8倍高い結果だった。