誘拐されかけた女児が容疑者に噛みつき撃退 「お母さんの教えを守った」

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男に連れ去られそうになった女の子が、母親の言葉を思い出して上手に反撃。そのおかげで誘拐されずにすんでいたことを、『ABC7』などアメリカのメディアが伝えた。
アメリカ・フロリダ州マイアミで暮らす女の子(6)が、女きょうだいたちとアパートの外で仲良く遊んでいた。すると突然現れた男に腕を掴まれ、連れ去られそうになる事件が発生した。
見ず知らずの男に引きずられ驚きながらも、女の子はとっさに母親の言葉を思い出して抵抗。男を叩き腕に噛み付くなどし、逃げるタイミングをうかがった。
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いきなり噛まれて怯んだ男は女の子を叩き、地面に投げ落とした。女の子はその瞬間に駆け出し、オバに救いを求めに行き難を逃れたという。
男の至近距離にいた時間はごくわずかだったが、女の子はその顔をしっかり記憶しており、通報を受けて駆けつけた警察官に外見などを上手に説明して、容疑者の身元特定に貢献。警察はその後、レオナルド・ヴェベガスという32歳の男を逮捕した。
メディアの取材を受けた女の子は「ママに教えられたとおりに行動したの」「怖くはなかった」と答えている。母親も質問を受け、「娘が素早く判断できたことを本当に嬉しく思います」と話した。
またこの母親は、「知らない人と話してはダメ」「襲われたら近くにある物を拾って殴りつけなさい」とも教えてきたとのこと。「もしも」の事態を想定し身を守る方法を伝えてきたことが、女の子の被害回避につながった。
Sirabee編集部が全国の10~60代男女1,844名を対象に調査したところ、8.7%が「誘拐されそうになった経験がある」と回答している。

夏休みに入ると自由時間が長くなるため、子供が犯罪の被害者になるケースが増加する。誘拐・連れ去りなど家の外で起こり得る事件、SNSを利用しての悪質事例などについては学校や家庭で十分に教え、防犯やいざという時の対策についてもしっかり伝えておく必要がある。