窓開けたままにしてない? 正しい浴室の換気方法に「初耳です」「間違ってた!」

この季節、お風呂あがりの浴室と脱衣所は湿度が高くなりがちです。そのまま放置すると、カビの温床にもなりかねません。
換気扇を回して、一刻も早く湿った空気を外に出したいものですが、早く換気させたいからといって、風呂場の小窓や扉を開けていませんか。
実はそれ、換気の効率を悪くさせているのです。意外に思われかるもしれませんが、換気扇の修理・交換・掃除を行っている「換気扇110番」がウェブサイトで紹介している事実なのです。
なぜ、窓や扉を開けたまま換気をしてはいけないのでしょうか。換気扇110番の解説がこちらです。
「風呂場の窓を開けて換気扇を回してしまうと、空気は窓から換気扇に流れてしまいます。風呂場にこもった湿った空気は、なかなか換気されることがありません。窓を開けて換気扇を回しても、窓周辺の空気しか循環しないため、浴室の換気は適切にされないのです。」
換気扇110番 ーより引用
窓を開けたまま換気扇を回してしまうと、風呂場の湿った空気が外に流れていかないというわけです。
さらには、風呂場の扉を開けて換気するのも正しい行為とは言えないといいます。風呂場の湿った空気が換気扇のほうではなく、脱衣所のほうに流れてしまうのだそうです。そうすると、今度は脱衣所がジメジメとした状態に。
つまり、風呂場の窓は完全に閉めた状態で換気扇を回しましょうということですね。また風呂場の扉に通気口があれば扉を閉め、脱衣所の窓を開けます。この状態で換気扇を回すことで、脱衣所から風呂場へという空気の流れを作れるのです。
もちろん、換気扇自体も定期的に掃除やメンテナンスを行いましょう。浴室の換気は、快適さだけでなくカビの発生にも直結します。この方法で正しく換気をしてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]