【DeNA】世界マスターズ経験者から指導 神里和毅、俊足に磨き プロ野球

[プロ野球2023 チバリヨー 県勢!!]
DeNA外野手の神里和毅(29)=糸満高-中央大出、日本生命=は、今年を「勝負の年」と位置付け、アトムホームスタジアム宜野湾での1軍春季キャンプでバットを振り込んでいる。チームは昨季、前年の最下位から2位に一気に躍進。外野の定位置争いに食らいつく神里は「レギュラー奪取とチームの優勝に貢献」と目標を掲げる。
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2020年には、出場は80試合にとどまったものの、打率3割8厘とした実績を持つ。昨季も、途中出場した5月の広島戦や6月の阪神戦などで決勝打を放つなど勝負強さを見せた。また、昨季まで2年連続で最多勝に輝いた阪神・青柳には相性が良く「青柳キラー」としても知られ「自分の持っているものを出せれば結果は出る」との言葉を裏付けている。
1月4日からは、地元の沖縄で同級生や後輩の協力で自主トレを行った。筋力アップと高い確率でボールを捉えるフォームを追求。スムーズなキャンプインにつなげた。さらに世界マスターズ陸上400メートルリレーで優勝経験のある譜久里武さんからも指導を受け、持ち前の俊足にも磨きをかけた。昨季は6にとどまった盗塁の増加ももくろむ。
勝負の6年目。「選手をやっている限りレギュラーを狙う。全然勝負できないことはない」との強い決意で臨む。昨季2位のチームは1998年以来となるリーグ優勝が悲願。「誰よりも1番になりたい」と闘志を燃やす背番号8はスタメンに名を連ねて優勝に貢献する自らの姿を胸の内に描き、古里でのキャンプに打ち込む。(内間健)