国交省元所長「賄賂だと思っていなかった」 中部空港沖の工事を巡る汚職事件

中部空港沖の埋め立てを巡る汚職事件の裁判で、国交省の元所長が収賄の罪を否認しました。
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起訴状などによりますと、中部地方整備局名古屋港湾事務所の元所長藤田亨被告(61)は、2020年6月ごろから去年3月ごろにかけて、三重県尾鷲市の石材会社「丸昇石材」元会長・小倉章弘被告(65)に入札情報を漏らすなどした見返りに、藤田被告が知人らとステーキ店などで飲食した代金およそ52万円を負担させた収賄などの罪に問われています。
CBC
19日名古屋地裁で開かれた裁判で、藤田被告は「わいろだと思っていなかった」などと収賄の罪を否認しました。一方の小倉被告は「間違いないです」と贈賄の罪を認めました。続く冒頭陳述で検察側は「藤田被告は知人らに全額藤田被告のおごりであると暗に示し、後日、店が小倉被告の会社に請求していた」などと指摘しました。