女性警察官が駐車場での出産を介助 想定外の通報への対応に警察署長も「あっぱれ」

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通報を受けて駐車場に駆けつけた女性警察官が、女性のお産を立派に介助したことを、『InspireMore.com』などが伝えた。
9日、アメリカ・フロリダ州で警察官として働くクリスティン・マッコークルさんが「助けてほしい」という通報を受けて、薬局の駐車場に向かった。
時間は午前4時。おそらく車の盗難、強盗といった事件が発生したのだろうと考えていたクリスティンさんを待っていたのは、車内で母親と祖母に付き添われている妊婦だった。
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産気づいた女性は病院に行くため車に乗ったというが、腹はどんどん痛くなり間に合いそうになく、車を停めて通報したという。
クリスティンさんは股から出かけている赤ちゃんの頭を見て、覚悟を決めた。そこで赤ちゃんの頭に両手を添え、苦しそうにいきむ妊婦に声をかけて懸命に励ました。
その後、赤ちゃんは無事に誕生。取り上げたクリスティンさんは「両目が開いているわ」「大丈夫、私がしっかり抱っこしていますからね」と伝え、家族を安心させた。クリスティンさんは赤ちゃんの元気な産声を聞きながら、タオルで体を拭くなど世話に追われたようだ。
ほどなくして到着した救急隊が、出産を終えた女性と赤ちゃんを病院に搬送し、母子ともに元気であることが確認された。赤ちゃんは男の子で、数日中に退院できる見込みだという。
クリスティンさんの上司にあたる警察署長も大変喜び、「誇りに思います」「多様な背景を持つ女性が警察で働くのはとても重要なことです」「もし(クリスティンさんではなく)僕が対応にあたっていたら、行ったり来たり走ってばかりで役には立てなかったでしょう」とコメントした。
クリスティンさんはこの経験を振り返り、「本当に嬉しいことでした」「私のキャリアにおいても大きな一歩になりました」とコメントしている。予期していなかった分娩介助は、大きな自信と喜びを与えたようだ。