母親「同じ様な事故繰り返すとしか思えない」生後7カ月の男の子が意識不明の医療事故 看護師ら不起訴処分

5年前、愛知医科大学病院で生後7カ月の男の子が意識不明となった医療事故で、当時の看護師3人が不起訴処分となり、男の子の母親は「また同じような事故を繰り返す」とコメントしました。

長久手市の愛知医科大学病院では2018年7月、入院していた当時生後7カ月の男の子の酸素チューブが外れ、意識不明の重体になる事故が起きていて、今も意識は戻っていません。

男の子の両親は、事故から5年の時効を前に刑事告訴をしていて、警察が女性看護師3人を業務上過失致傷の疑いで書類送検しましたが、名古屋地検は7月14日付けで3人を不起訴処分にしました。

男の子の母親によりますと、名古屋地検は起訴できる証拠が集めきれなかった嫌疑不十分で不起訴にしたということです。

取材に対し、男の子の母親は「また同じような事故を繰り返すとしか思えない。息子は今も意識不明が続いており、家族にとって時効はありません」とコメントしています。