70代の女性に嘘の電話を複数回かけ、キャッシュカード1枚と現金110万円をだまし取った疑いで神奈川県に住む会社員の男が逮捕されました。
特殊詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは、神奈川県に住む会社員の男(22)です。
男は、埼玉県に住む18歳の男や氏名不詳者らと共謀し、4月12日、神奈川県横須賀市に住む70代女性に対し、氏名不詳者が複数回にわたり女性の息子になりすまして「小切手をなくした。現金が至急必要だ。上司の甥が行くので渡してほしい」と嘘の電話をかけました。
そして、70代女性の自宅で、息子の上司の甥になりすました18歳の男が現金110万円とキャッシュカード1枚をだまし取った疑いが持たれています。
また、だましとったキャッシュカードで現金をさらに奪おうと考え、18歳の男にコンビニエンスストアに設置されたATMにキャッシュカードを挿入させ、3回合わせて50万円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、男はリクルーターの役割を担っていて18歳の男を受け子として勧誘したということです。
男は、6月6日にも特殊詐欺の疑いで新潟西署に逮捕されていて、その余罪捜査で発覚しました。
警察の調べに対して男は「俺は知らない」と話し、容疑を否認しています。警察は余罪について詳しく捜査を進めています。