京アニ放火事件、4年経った今も「忘れてはいけない」 追悼の声集まる

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2019年に発生した京都アニメーションの放火殺人事件から、きょう18日で4年を迎え、事件のあった京都市伏見区のスタジオ跡地では追悼式が行われた。ツイッターでも、事件への怒りや犠牲者への追悼の声が寄せられている。
【「四年目の追悼式」映像】遺族やスタッフから犠牲者へ追悼メッセージ
京都アニメーションは、85年に設立。『涼宮ハルヒの憂鬱』や『けいおん!』、『Free!』、『響け!ユーフォニアム』、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』など数多くの作品を発表。アニメーションの作画品質の高さが国内外で人気を集め、日本のアニメ文化の方向性を決定づけたとも言われている。
しかし2019年7月18日、京都市伏見区の同社第1スタジオで放火による火災が発生し、建物が全焼。国内の放火事件としては平成以降最悪となる死者36名を出し、32人が重軽傷を負う大惨事となった。
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事件から4年が経過したきょう18日、スタジオ跡地では関係者や遺族による追悼式が行われた。
同社の公式YouTubeチャンネル『京アニチャンネル』では、「四年目の追悼式」の映像が公開され、遺族やスタッフから犠牲者への追悼メッセージが寄せられた。
映像では、ファンに向けて「皆さまに支えられ、私たちは今日までアニメーションを作り、届けることができました。その感謝と仲間たちへの想いを胸に、これからも真摯にアニメーションを作り続けてまいります」とのコメントが伝えられた。
ツイッターでも、「京アニ放火事件」がトレンド入り。ファンからは「絶対に忘れてはいけない凶悪犯罪です。二度とこのような痛ましい事件が起こらないよう合掌します」「日本の宝ともいえる人材が数多く犠牲になった事件、こんなことが二度と起きないことを願う」「いまだに忘れられない事件。忘れてはならない事件」との声があがった。
さらに、「今でもニュースを思い出す。犠牲になった方々が戻ることはないが、変わらず素晴らしい作品を作り出してくれることに感謝」「今でもまだ苦しい気持ちでいっぱいです。京アニの作品にはたくさんの笑顔や幸せ、元気をもらいました」「多くの京アニ作品に出会えて本当に良かったと思います」と感謝のコメントも寄せられた。
海外のファンからも、「僕は日本のアニメにファンとして子供の頃から夢と希望をいただいており、感謝してもしきれません。どんなつらいときでも日本のアニメに僕の心は救われ続けました」と悼む声が届いた。
また、「PrayForKyoani」のハッシュタグでは、英語や中国語、スペイン語などで海外ユーザーからの追悼メッセージも投稿されている。
https://www.youtube.com/watch?v=xnpxzYGeOLg