1か月予報 猛暑に警戒 来週後半から10年に一度クラスの高温も お盆も厳しい暑さ

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きょう20日、気象庁はこの先の1か月予報を発表しました。一年の中でも、最も暑い時期となりますが、全国的に気温が平年より高い見込みで「猛暑」が予想されます。また、来週後半にあたる7月26日頃からは平年に比べて「かなり高温」となる見込みです。
1か月の気温 全国的に平年より高い お盆も厳しい暑さ

きょう20日、気象庁はこの先の1か月予報を発表しました。この先1か月も暖かい空気に覆われやすく、全国的に気温が平年より高い見込みです。7月下旬から8月上旬が一年の中でも、最も暑さの厳しい時期となりますが、各地で「猛暑」が予想されます。特に、7月下旬頃から8月はじめにかけては、日本のどこへ行っても厳しい暑さに見舞われそうです。7月16日から18日にかけては、3日間連続して40℃に迫る暑さが観測され、猛暑日が全国150地点以上で観測されるなど、危険な暑さになりましたが、まだ夏本番はこれからです。お盆期間中も、西日本から東日本を中心に、体に堪えるような暑さの日が多くなるでしょう。
来週後半~ ほぼ全国で10年に一度レベルの高温予想 危険な暑さに厳重警戒

また、来週後半にあたる7月26日頃からは、全国の広い範囲で平年に比べて「かなり高温」となる見込みです。気象庁はきょう20日、北海道と東北太平洋側、関東甲信、北陸から九州、沖縄、奄美にかけて「高温に関する早期天候情報」を発表しました。「10年に一度レベルの高温」となる可能性があります。今後、2週間程度、暖かい空気に覆われやすく、7月26日以降、気温が「かなり高くなる」可能性があります。熱中症対策など健康管理に注意し、農作物や家畜の管理などにもご注意ください。翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されますので、早めに対策を行って、発表された際には、日中の外出をできる限り控えるなど、暑さに一層の警戒をしてください。※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
大雨にも注意 台風も発生しやすい時期へ

この先1か月は気温が高くなる予想が出ていますが、大雨の情報にも注意が必要です。降水量や日照時間は平年並みの予想ですが、太平洋高気圧が弱まるタイミングで、湿った空気が流れ込むと大雨をもたらす恐れがあります。気温が高いとそれだけ、空気中に含まれる水分の量も多くなるため、暑さの厳しい頃は大雨に警戒が必要です。きょう20日午後3時、フィリピンの東には熱帯低気圧があり、今後、台風になる予想です。25日頃から進路によっては、沖縄に高波などの影響が出始めるおそれがあるため、情報にご注意ください。日本の南の海上は、海面水温が平年より1℃以上高くなっていて、台風が発達しやすい状況となっています。台風が発生した際には、情報に気を付けて早めの対策をとってください。北日本:北海道・東北東日本:北陸・関東甲信・東海西日本:近畿・中国・四国・九州
きょう20日は中国、近畿、東海で梅雨明け 他のエリアは梅雨明けいつ?

7月下旬は、太平洋高気圧の北への張り出しが強まる見込みです。その後、8月上旬以降は、いったん高気圧の北への張り出しは弱まるでしょう。きょう20日は、中国、近畿、東海で一斉に梅雨明けの発表がありました。(いずれも平年より1日遅い)あす21日には北陸で、22日は関東甲信と東北で梅雨明けとなるでしょう。その後、26日には、四国と九州北部と九州南部で梅雨明けする見込みです。<梅雨明け予想 7/20>東北北部 7月22日ごろ 平年より早い東北南部 7月22日ごろ 平年並み北陸 7月21日ごろ 平年並み関東甲信 7月22日ごろ 平年より遅い四国 7月26日ごろ 平年より遅い九州北部 7月26日ごろ 平年より遅い九州南部 7月26日ごろ 平年より遅い最近10年(2013-2022年)、関東甲信と九州北部・九州南部の梅雨明けを比較すると、・関東甲信より九州北部の梅雨明けが遅かったのは5回(2013年、2015年、2017年~2019年)・関東甲信より九州南部の梅雨明けが遅かったのは4回(2013年、2015年、2017年、2018年)あります。8月上旬は湿った空気が流れ込むため、梅雨明け後も大雨の情報には引き続き、注意をしてください。