日本海に中国&ロシアの艦船が多数集結 大規模実動演習スタート

海上自衛隊やアメリカ海軍も動向は注視しているかと。
中国人民解放軍は2023年7月20日、日本海で行われる中ロ合同演習「北部・連合2023」に参加予定の艦隊が、ロシア海軍の演習参加艦艇らと合流したと発表しました。
日本海に中国&ロシアの艦船が多数集結 大規模実動演習スタート…の画像はこちら >>中国海軍のミサイル駆逐艦「チチハル」(画像:中国人民解放軍北海艦隊)。
中国海軍の艦隊は、ミサイル駆逐艦「チチハル」「貴陽」、ミサイルフリゲート「棗荘」「日照」、大型補給艦「太湖」の計5隻で構成されているとのこと。一方、ロシア側の参加艦艇は大型対潜駆逐艦「アドミラル・トリブツ」「アドミラル・パンテレーエフ」、汎用警備艦(フリゲート)「アルダー・ツィデンジャポフ」「ロア」などだといいます。
なお、日本海では7月16日に、日米韓3か国による共同訓練が実施されています。この訓練には3か国が保有するいわゆるイージス艦と呼ばれる体躯戦闘能力に長けた艦船が集まり、弾道ミサイル情報共有訓練を含む各種戦術訓練を行いました。
他方で、グアムでは日米英豪加仏の6か国が集まった多国籍合同訓練も行われているため、今回の中ロ合同演習の実施は、これら国々の連携をけん制する狙いがあると見られます。