中国が台湾と沖縄同時侵攻の可能性も 沖縄獲得に向けた洗脳戦の始まりか

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中国共産党系メディアの環球時報は7月13日、中国にある琉球王国のゆかりの地をめぐるという動画の特集をSNS上で開始した。
第1回目は北京にある琉球王国の墓を専門家が紹介するもので、その中では琉球の日本への編入を懸念する琉球政府の幹部が北京を訪れ、中国政府に支援を求め、その後幹部は自殺したと専門家から指摘があった。
また、1回目の動画では今月中国を訪問した沖縄玉城デニー知事を取り上げ、経済と文化の両面で双方の交流を深めていくことが発信された。これについて、上述の専門家は、日本が台湾問題に深く首を突っ込んだ際、中国政府が沖縄の日本の領有権を認めないと主張する場合もあると指摘した。
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習政権が沖縄への関心を強めていることは間違いない。最近も習国家主席は福建省勤務時代に沖縄と強い繋がりがあったと言及した。そして、海洋覇権をいっそう強化する中国としては、沖縄を支配下に置き、そこから太平洋進出に弾みを付けたいところだ。
習近平国家主席がすぐに、「沖縄は本来中国とゆかりがあるので日本の領有権は認めない」などと主張しないだろうが、台湾と同じくらい沖縄もほしいという本音はあろう。
台湾有事になれば、沖縄の米軍がまずは駆け付けることになるので、その時点で中国は沖縄を攻撃する正当性が生まれる。すでにそのシナリオは中国軍も想定しており、今後は中国と琉球は不可分の関係にあるとの洗脳活動を国内で強化し、沖縄有事でも国民からの支持を集め、それによって台湾沖縄同時侵攻というシナリオを中国が描いている可能性もある。