5年前、新潟市で下校中だった児童が殺害された事件を受け、新潟市西区の小学校では児童の位置情報を把握する端末が導入されています。7月21日はその端末を使い、児童の捜索訓練が行われました。
新潟市西区で行われたのは、行方不明となった児童を“見守り端末”を使って探す訓練。
これは、児童が持つ見守り端末が基地局と呼ばれる“見守りスポット”に近づくことで位置情報を把握する仕組みで、新潟市西区では今年4月から区内3つの小学校で導入されています。
【記者リポート】
「今までは全域での捜索でしたが、見守り端末を持つことで最後に記録された基地局の近くを重点的に早く捜索できるということです」
捜索する警察官に児童の位置情報が伝えられることで捜索範囲が狭まり、行方不明になった児童の早期発見につながります。
【新潟西署生活安全課 渡辺真明 課長】
「見守りサービスが周知されることで、犯罪の抑止につながればと思う」
一つの小学校区あたり20カ所の見守りスポットが設置されていて、西区は今後、全ての小学校で見守りサービスの導入を進める方針です。