安全確認「全て対面」に…4歳女の子が死亡し母親逮捕の事件受け県が再発防止策 状況変化でリスクの再評価も

三重県津市で、4歳の娘に暴行を加え死亡させたとして母親が逮捕された事件を受け、県は21日、児童相談所などが行う子どもの安全確認を「全て対面」とする再発防止策をまとめました。

三重県津市の工場作業員・中林りゑ子被告(42)は今年5月、自宅で娘のほのかちゃん(4)を殴ってテーブルから転落させるなどして死亡させた傷害致死の罪で逮捕・起訴されています。

事件を巡っては、虐待の通告を受けた児童相談所が、1年以上にわたりほのかちゃんの安全を直接見て確認していませんでした。

三重県庁では21日、虐待防止について話し合う会議が開かれ、児童相談所などが子どもの安全確認を行う際、全ての事案を対面での確認とする再発防止策を決めました。

保育園へ登園しなくなるなど、子どもの状況に変化があった場合、児童相談所がリスクの再評価をして、一時保護の必要性を速やかに判断することも盛り込まれました。