フットサル中コートで突然倒れる… 声かけるも反応なく 5人で救命「チームプレイ」 男性は息吹き返す 浦安市消防本部が感謝状

フットサルのプレー中に倒れた知人に、人工呼吸やAED(自動体外式除細動器)による救命措置を施して命を救ったとして、浦安市消防本部(高梨俊治消防長)は千葉市緑区の会社員、屋代健登さん(26)ら5人に感謝状を贈った。
ほかの4人は、四街道市の会社員、千葉聡さん(41)、船橋市のアルバイト、佐藤泰翔さん(19)、東京都中野区の会社員、中村泰章さん(34)、同府中市の小売業、知久間繁幸さん(25)。
同本部などによると、5人は4月19日午後6時40分ごろ、浦安市舞浜の同市運動公園内スポーツコートで一緒にフットサルを楽しんでいた知人男性(38)が突然、コートに倒れたのに気づいた。声をかけたが反応がなく、命にかかわると判断。手分けして119番通報や心臓マッサージ、人工呼吸、同公園に備え付けのAED装着による救命措置を施した。
男性は息を吹き返し、病院に搬送されたが後遺症もなく現在は社会復帰。元気を取り戻しフットサルにも再び参加するようになったという。屋代さんは「救護活動ができたのもみんなで協力したから。本当によかった」と振り返った。