水着撮影会“NGポーズ”イラスト公開で賛否 「危険な領域に…」と不安視する声も

水着撮影会“NGポーズ”イラスト公開で賛否 「危険な領域に……の画像はこちら >>
埼玉県営のプールを使った水着撮影会をめぐり、埼玉県公園緑地協会が撮影会における暫定ルールを公表。「NGポーズ」を例示したことについて、ツイッターでは賛否の声があがっている。
プールを使った水着撮影会は、これまでプールが稼働していない6月や9月をメインに複数の撮影会企画団体が開催。埼玉県では3公園のプールで毎年開催されており、グラビアアイドルやコスプレイヤー、アイドル、モデルが集まり、数千人のカメラマンが集まるイベントとなっていた。
しかし今年6月、県民からの苦情をきっかけに日本共産党埼玉県議会議員団が埼玉県に対し、(1)ルールに沿わない過激なポーズの撮影があった (2)未成年モデルが登場していたとして「貸し出し禁止」を申し入れた。
関連記事:「玲空斗は自然が好きだったから樹海に埋めてあげよう」口にタオルをくわえさせ後頭部で縛り殺害…“鬼畜夫婦”の残酷な犯行
これをきっかけに、公園の指定管理者となっている埼玉県公園緑地協会は、「しらこばと水上公園」と「川越水上公園」で撮影会を開催予定だった6事業者に中止を要請。予定されていた撮影会が開催直前で軒並み中止となったことが波紋を呼んだ。
しかし実際には、ルールが決められていたのは1つの公園のみで、違反したのも2事業者のみだったため、埼玉県の大野元裕知事が4事業者への中止要請撤回を公表。同協会では統一のルールを検討することとなった。
このほど公表された今年9、10月開催予定の水着撮影会における暫定ルールでは、マイクロビキニや下着風の衣装、貝殻水着などの服装を禁止するほか、水着をずらしたり、はずそうとするポージング、過度に足を広げるといったポーズについても禁止に。さらに、具体的な“NG水着”“NGポーズ”の一例をイラストで示した。
このルール公表をめぐって、ツイッターではユーザーから賛否の声があがり、「NGポーズ」「水着撮影会」のワードがトレンド入りした。

ユーザーからは、管理者側が「NGポーズ」を決めることに対して批判的な声が目立つ。
「『これは該当する/しない』で、結局揉めそうよね? で、こういうのを、行政というか、運営というか、そっちが決めるのか。表現の自由とは?」「ポーズだって表現の一形態だぞ? 『このポーズをしてはいけない』を『行政が』決めるのか? ちと危険な領域に踏み込んでないですかね?」「一体誰がどんな権限でNGを決めるのだろう?」という疑問の声はその一例だ。
一方で、「県営施設なんだから行政が介入になるのはやむを得ないし、NGポーズは卑猥なポーズばっかり。そりゃこんなの県営では禁止するに決まってるわって感じ」「要するに大事なところがしっかり隠れる水着を着よう、元々の面積を減らすようなポーズはダメだよってだけの話だよね? なんで表現の自由がどうとかの議論になってんだ」との声も。
また、「NGポーズ事例なんて規制をしちゃうと規制逃れポーズを必死に探し出すだけ」「NGポーズ、公開されるならむしろ流行りそう」とルールの効果を疑問視する声や、「守っても後出しじゃんけんされる可能性あるから怖くてイベントなんかできんわ」といった意見も見られた。