金工作家・宮田亮平さんの大作 新潟市の企業に展示 組織の向上にエール

佐渡市出身の金工作家・宮田亮平さんが手がけた3メートルを超す作品が22日、新潟市の企業に飾られました。

全国にホームセンターを展開する新潟市南区のコメリに22日、慎重に運ばれてきたのは、イルカをモチーフにした高さ3.2mもの芸術作品です。

これは文化庁長官などを務めた佐渡市出身の金工作家・宮田亮平さんが手がけたもので、作品名は「シュプリンゲン 昇華」。

コメリの創設者が設立した新潟市西区の雪梁舎美術館の30周年を記念して作られ、上に向かって泳ぐイルカが組織の向上をめざす気持ちをあらわしています。

【雪梁舎美術館 捧実穂 理事長】
「躍動感のあるイルカがどんどん天に舞っていく。『高みを目指してこれからさらに頑張ってくださいね』とエールを送られているような感じがしました」

雪梁舎美術館では、「コメリに商談に訪れる企業を通じて、全国に作品の魅力を発信していきたい」としています。