決め手は映っていた“2台の車”…肉の無人販売店に侵入し精算機等盗んだ疑い 男3人逮捕 余罪100件程か

愛知県を中心に相次いでいた肉の無人販売店での窃盗事件で、男3人が逮捕されました。 6月10日午前5時過ぎ、愛知県春日井市の、肉の無人販売店の防犯カメラには、店の前に2台の車がとまる様子が映っていました。
車から降りてきた男3人がドアをこじ開け店に入ると、2人が工具を使って精算機を破壊し始めます。
強引に機械を取り外すと、1人が見張り役の仲間に工具を手渡し、一目散に商品がある冷蔵庫の方へ。まるで買い物をするかのように次々と商品の肉をカゴに入れていきました。
逮捕されたのは、愛知県東海市の会社員・坂口優斗容疑者(21)ら窃盗グループとみられる男3人です。肉の無人販売店から精算機や商品の牛肉9点、計81万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
フードなどで顔を隠して犯行に及んでいた3人ですが、逮捕の決め手となったのは、防犯カメラに映っていた2台の車でした。
3人のうち2人は、岐阜市内のコインランドリーで精算機を壊して現金を盗んだ疑いで6月に既に逮捕されていて、その際に警察は車を押収されていました。
同じ車が今回の犯行にも使われていたことから逮捕に至りました。 警察は認否を明らかにしていませんが、今年3月以降、愛知県を中心に肉の無人販売店やコインランドリーが狙われる窃盗事件が100件ほど相次いでいて、3人が関与しているとみて調べています。