“食にこだわるなら住んで欲しい”大阪市内の駅、2位「天王寺」、1位は?

LIFULL(ライフル)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」は、7月28日の「なにわの日」を前に「一度は住んでほしい大阪市の駅」ランキングを7月19日に発表した。調査は6月30日~7月3日の期間、大阪市在住又は3年以上大阪市内に在住経験がある554名を対象に行われた。

はじめに、大阪市内で食にこだわるなら住んでみて欲しい駅について尋ねると、1位は「JR福島駅」(大阪市福島区)だった。

JR福島駅周辺は、都会的な雰囲気と個人商店などのお店が集まるエリア。食の街としても名高く、駅から少し歩くとマンションや公園があり、住む場所としても人気だという。家賃の相場は7.1万円で、3位の「大阪駅」、4位の「大阪梅田駅」と比較して3,000円程リーズナブルな地域となっている。

2位には「天王寺駅」(大阪市天王寺区)、3位には「大阪駅」(大阪市北区)がランクイン。天王寺駅は、大阪梅田駅、なんば駅に次ぐ大阪のターミナル駅として知られ、いくつもの大型商業施設があり、食やショッピング等で人気のエリア。家賃相場は6,65万円で、TOP10内では鶴橋駅に次ぐ2番目に安い価格だ。

また、大阪駅と4位の「大阪梅田駅」は、駅の周囲に商業施設や家電量販店、百貨店、映画館などさまざまな施設があり繁華性がとても高いエリア。TOP10内に北区内の駅が4駅ランクインしており、区内の食への注目度が高い結果となった。

次に、大阪市内の駅で行ってみて欲しいお店のカテゴリを聞いたところ、1位は「居酒屋」(37.4%)だった。2位以下は「ラーメン/つけ麺」(34.0%)、「焼肉」(33.2%)、「洋食」(32.0%)、「和食」(30.2%)が続いた。

また、仕事やプライベートで外出が多い人に向けて、複数路線が利用できる駅で一度は住んでみて欲しい駅を尋ねると、1位は「天王寺駅」、2位「なんば駅」、3位「大阪駅」という結果に。1位~3位はいずれも大阪を代表するターミナル駅で、アクセスが充実しているという。

1位の「天王寺駅」は、JR大阪環状線をはじめ、Osaka Metro 御堂筋線など5路線の利用が可能。大阪市内へのアクセスだけでなく、和歌山県や奈良県など、関西エリアにもアクセス可能な利便性の高い駅になっている。天王寺駅の家賃相場は、10位の十三駅と並んでランキング内では最も安い価格となっている。

2位の「なんば駅」は、Osaka Metro 御堂筋線や南海線など5路線が通り、家賃相場は7.01万円。また6位の大阪難波駅も近く、スムーズな利用が可能とのこと。交通利便性の他にも、老舗百貨店やお笑い劇業、グリコの看板で有名な道頓堀が近く、アパレルショップや飲食店で賑わうエリアとなっている。

次に、大阪市内で広さの割に家賃が安い駅の1位は「住吉駅」、2位「矢田駅」、3位「帝塚山駅」という結果に。「住吉駅」(家賃相場5.7万円)は、日本全国に約600社ある住吉神社の総本山がある駅としても有名で下町の雰囲気が感じられるエリア。2位の「矢田駅」(家賃相場5.0万円)は、駅前周辺での買い物が便利で、西側には鳥居公園がある。