マドンナ(64)が、自分の顔に関するTwitterなどの書き込みに対し、Instagramで反論した。
5日夜に開催された第65回グラミー賞受賞式で、マドンナは「最優秀ポップデュオ/グループ・パフォーマンス」のキム・ペトラスとサム・スミスを紹介するスピーチを行った。その際、ステージ後方のスクリーンに過去のマドンナの写真が投影されていたため、Twitterには現在の彼女との違いを揶揄するようなツイートが多数投稿された。
《一体マドンナの顔に何が起こったの?》《“最優秀新しい顔賞”にノミネートされたのかな》《マドンナはいい年の取り方をしているね……もし、彼女が生きたまま赤ん坊や小動物を食べるような2700歳の吸血鬼だったら、だけど》
年齢の近い自分の母親の写真を並べて、「うちのママは63歳だけど、マドンナよりよっぽどキレイ」などと比較するポストも数多く見られた。
これに対し、マドンナは翌日Instagramに長文を投稿。トランスジェンダー女性として初めてグラミー賞を受賞したペトラスに賛辞を送った上で、こう続けた。
「サムやキムのようなアーティストの勇気に感謝する、とスピーチで私が言ったことよりも、人々は誰の顔でも歪んでしまうようなプレスカメラマンの長いレンズで撮られた私の顔のアップについて話すことを選んだ!!」
マドンナは、「またしても世界中に蔓延する年齢差別と女性差別の目にさらされた」と嘆き、「強い意志を持ち、勤勉かつ冒険家であることを貫く45歳を過ぎた女性に対して、この世界は祝うことを拒否し、かわりに罰を与える必要があると感じている」と持論を展開。
そして、「私はこれまで、自分のクリエイティブな選択や自分の見た目、服装について謝罪なんてしたことはないし、これからもするつもりはない。私はキャリアを積み始めたときからメディアにコケにされ続けてきたけれど、これは全て試練だと理解しているし、私の後に続く女性たちが今後もっと楽に生きられるなら、私は喜んで先駆者になる」と力強く綴った。