お手柄!自宅で熱中症とみられる症状で動けなくなった男性救う 新聞配達員の男性に警察が感謝状

愛知県設楽町で7月16日、1人暮らしの高齢の男性が熱中症とみられる症状で、自宅で動けなくなっているのを救った新聞配達員の男性に24日、警察が感謝状を贈りました。 新聞配達員の男性は、ポストに新聞が溜まっていることに気付き、警察に通報していました。 感謝状が贈られたのは、愛知県設楽町で新聞販売店を経営する東野和敏さん(75)です。24日は東野さんが設楽警察署を訪れ、署長から感謝状を受け取りました。 東野さんは7月16日の早朝、朝刊の配達で一人暮らしをしている79歳の男性の自宅を訪れましたが、ポストに2日分の新聞が溜まっていることに気付き、警察に連絡しました。 警察が家を確認すると全裸の男性を発見し、受け答えはできましたが、脱水症状になり居間で動けなくなっていたということです。男性は熱中症の疑いがありましたが、病院に搬送され一命をとりとめました。 16日は愛知県で熱中症警戒アラートも出されるほどの猛暑でした。 東野さんは42年間、設楽町でバイクで新聞配達を続けていて、「今回は変な感じがした。助かって良かった。新聞配達でこんないいことがあるんだなと思った」と話しています。
警察は「地域の見守り活動で救える命があるので、気付いたことがあればすぐに情報提供をしてほしい」と呼びかけています。