群馬県伊勢崎市で39.5℃ あすも40℃に迫る所も 東京37℃予想 酷暑に警戒

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きょう25日は、各地で猛烈な暑さとなり、群馬県伊勢崎市では最高気温が39.5℃と40℃に迫る暑さになった所も。あす26日は、東京都心で37℃予想が出るなど、関東や東海を中心に命に関わる危険な暑さが続きそうです。
群馬県と埼玉県で39℃以上も 都心は7月の猛暑日日数が最多タイ
きょう25日は、太平洋高気圧が勢力を強め、各地で猛烈な暑さとなりました。全国のアメダス地点のうち約2割にあたる160地点以上で35℃以上の猛暑日となり、8割以上で30℃以上の真夏日となりました。真夏日の地点数は770地点を超えて、今年最多となりました。午後3時までの最高気温は、最も高かったのが、群馬県伊勢崎市の39.5℃で、40℃に迫る暑さになりました。(今年全国で最も高い気温は7月16日に観測された群馬県桐生市の39.7℃)他にも、群馬県桐生市では39.2℃、埼玉県鳩山町で39.0℃など、関東の内陸部を中心に体温を大幅に上回る暑さになった所も。東京都心の最高気温は、36.6℃まで上がり、今月7日目の猛暑日を観測しました。東京都心では、これまでの7月の猛暑日日数の最多は2001年の計7日で、7月として過去最多記録に並びました。
猛烈な暑さをもたらす原因の1つに台風5号

あす26日も、全国的に気温が平年よりも大幅に高い状態が続くでしょう。危険な暑さとなる理由の1つに、太平洋高気圧の西側を北上している台風5号があります。台風は上昇気流の塊ですが、ある程度まで上昇すると、行き場がなくなり、強い下降気流となります。この台風周辺で下降気流が強まることによって、近くに存在する太平洋高気圧の勢力を強め、より気温の上昇しやすい状態となる見込みです。大型で非常に強い台風5号は、フィリピンの東を北西方向へ進み、日本からは離れていくものの、災害級の猛暑をもたらす原因の1つとなっていてます。危険な暑さに警戒が必要です。
あす26日も40℃に迫る暑さか 酷暑に警戒

あす26日も全国的に猛暑が続き、特に関東や東海の内陸部を中心に、体温を上回る暑さになる所が増えそうです。埼玉県や群馬県では40℃に迫る暑さになる所もあるでしょう。東京都心や名古屋でも37℃くらいまで上がる予想で、都心では7月の猛暑日最多記録を更新する可能性があります。屋外の活動は熱中症の危険性がかなり高い状態が続きます。小さなお子さんやお年寄りにはいつも以上に暑さに注意を促すなど、気を配ってください。災害級の猛暑ですので、健康な若い方でも、猛暑の中での行動は場合によっては中止するなど、暑さ対策を行ってください。
この先も猛暑とどまらず

この先も厳しい暑さが続く見込みで、気象庁はきのう24日、北海道、東北、北陸、関東甲信、東海、近畿、中国、四国、九州北部にかけての広い範囲に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。「10年に一度程度」しか起こらないような、著しい高温となる可能性が、いつもより高まっている時に発表される情報で、7月30日頃からは、全国の広い範囲で平年に比べて「かなり高温」となる見込みです。翌日や当日に熱中症の危険性が極めて高い気象状況になることが予測される場合には、「熱中症警戒アラート」が発表されますので、早めに対策を行って、発表された際には、日中の外出をできる限り控えるなど、暑さに一層の警戒をしてください。※高温に関する早期天候情報は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。
熱中症警戒アラート発表時 取るべき行動は

熱中症警戒アラートが発表された所では、熱中症にかからないよう、積極的に取るべき行動が4つあります。①身の回りの気温や湿度、暑さの指数を確認しましょう、tenki.jp「熱中症情報」でも確認できます。室内でも気温や湿度をチェックし、適度にエアコンを使って、涼しくしてください。②特に熱中症になりやすいのは、高齢者や子ども、障がい者の方々です。そんな方々には、3密(密集、密接、密閉)を避けながら、周囲の方からも「こまめに水分補給をして」「なるべく涼しくして」「体調に変化は?」など、積極的な声がけを行ってください。③エアコンなどが設置されていない屋内、及び、屋外での運動や活動は、中止や延期などを検討しましょう。また、不要・不急の外出は、できるだけ避けてください。④熱中症予防のポイントは3つ。「暑さを避ける」「屋外で人との十分な距離(2メートル以上)が保てる場合は、マスクを外す」「こまめに水分補給をする」です。これらの「熱中症予防行動」を、普段以上に実践してください。