同僚に「代行で帰る」と伝え…酒気帯び運転で小学校教師を“免職処分” 基準値の3倍のアルコール【新潟】

新潟県教育委員会は24日、新潟市内で酒気帯び運転をしたとして、加茂市の小学校の教師を懲戒免職処分にしたと発表しました。

懲戒免職処分となったのは、加茂市の小学校の男性教師(26)です。

男性教師は今年4月7日、新潟市内の飲食店で酒を飲んだあと、近くの別の飲食店の駐車場まで自家用車を運転。駐車場で警察官に声をかけられ、呼気検査を受けた結果、呼気1リットル中0.45ミリグラムのアルコールが検出されました。

男性教師は、その後酒気帯び運転で書類送検され、運転免許の取り消しの行政処分を受けたほか、新潟簡易裁判所から罰金30万円の刑事処分を受けています。

県教委によりますと、男性教師は自家用車で同僚の県職員とともに飲食店へ行き、同僚には「代行で帰る」と伝えて別れたあと、酒気帯び運転に及んだということです。

また、県教委の調査に対し、男性教師は酒気帯び運転を認めた上で、「初めて行った飲食店で、代行が来てくれるかどうかわからなかったので、利用したことのある別の飲食店に移動して呼ぼうと思った」と話しているということです。

県教育庁義務教育課の大島一英課長は「県民のみなさんの信頼を損ねる行為を行ったことに対してお詫びを申し上げます」と話し、今後各学校での校内研修など、指導を徹底する方針です。