常温保存しがちな粉物 正しい保存法に「危なかった」「そのまま置いてた」

小麦粉や片栗粉のほか、お好み焼き粉やホットケーキミックスなどの粉物類は、どれも袋入りで販売されていますよね。そのまま袋の状態で保存することも多いでしょう。
実は開封した粉物をそのまま常温で保存していると、なかにダニが入り込み繁殖してしまうことがあります。ダニの繁殖を防ぎ、もっと安全に粉類を保存するための方法を、Instagramの投稿から紹介します。
粉物の保存方法について、Instagramで情報を投稿しているのは「1分でマネできる頑張らない暮らし術」を多数発信しているさとぷー夫婦(satopu_fufu_kurashi)さんです。
共働きの夫婦でも楽に子育てできる暮らし術について、さまざまなライフハックをSNSでシェアしています。
小麦粉や片栗粉、お好み焼き粉などの粉物は、開封した後は袋を輪ゴムやクリップで閉じて、常温で保存している人が多いのではないでしょうか。さとぷー夫婦さんのInstagramの投稿によると、粉物を常温保存していると、中でダニが繁殖してしまう可能性があるとのこと。
輪ゴムやクリップで袋をしっかり閉じていても、小さなダニは侵入してしまうのです。
気温が25℃以上、湿度が60%以上の環境では特に繁殖しやすいとのことです。加熱すればダニは死にますが、ダニの死骸はアレルゲンとなるため、知らず知らず摂取しているうちにアレルギーを発症する可能性もあります。
近年、自宅で作ったお好み焼きやホットケーキを食べた後に、ダニアレルギーを起こす事例が報告されています。
症状は皮膚症状〔全身の紅(こう)斑(はん)、じんましん、かゆみ〕、呼吸困難が主ですが、血圧低下、意識障害などのアナフィラキシーショックを生じ、生命に関わる場合もあります。
保健所だより ーより引用
それでは、ダニの発生を防ぐためにはどんな保存の仕方が有効なのでしょうか。
さとぷー夫婦さんのInstagram投稿によると、ダニの繁殖を防ぐには、粉物類は保存容器に詰め替えて冷蔵保存するのがおすすめとのこと。ダニを防げるだけでなく見た目もすっきりと収納できるので、整理整頓にもつながります。
保存容器や容器に貼るラベルは100均でも購入でき、とてもリーズナブル。袋から入れ替えて冷蔵庫にしまうだけなので労力もさほどかかりません。
さとぷーさんはすべての粉物の冷蔵保存をおすすめしていましたが、製粉メーカーのニップンによると、小麦粉や片栗粉は常温保存がいいのだそう。
小麦粉の保存方法
直射日光・高温・多湿の場所を避けた常温での保存をお願いします。冷蔵庫に入れると、冷えた小麦粉を取り出した時、室温との温度差で結露が生じ、小麦粉にダマやカビが発生する場合があります。
nippn ーより引用
対してミックス粉は、ダシや卵成分などが配合されていることから、よりダニが繁殖しやすい環境のため、密閉容器に入れて冷蔵保存し、早めに使い切ることが推奨されています。
気温も湿度も高くなる夏は、ダニの繁殖にはぴったりの季節。粉物類は安全に保存しておきましょう!
[文・構成/grape編集部]